senさんからのご相談
こんばんは。以前コロナで落ち込む彼との向き合い方について、ご相談させていただいた者です。

遠距離でいつ会えるかも分からない日々が続く中、1週間に1回はテレビ電話をするという小さな目標を2人で作って、気持ちを保ちながら生活していました。
彼と私は歳が近く、20代後半です。彼は医療者と関わる中で仕事をしており、私は会社員です。
コロナへの考え方も、職場や家族環境が違うことで、私は楽観的、彼は「絶対にかかってはいけない」という感じでずれがあります。
コロナ第2波がおさまり、7月、8月と1ヶ月に1回は会うことができました。
もちろんマスクをして、あまり近づき過ぎないようにして。消毒を忘れず、人が少ない場所や外を選んで、といった感じです。
私はとにかく会えたことが嬉しくて、スキンシップが取れなくてもしあわせでした。
8月の終わり、彼は「〇〇(私)となら大丈夫だと思う」ということで、お泊まりを提案してくれました。私はコロナに対して気をつけてはいたけれど、「気をつけていても、正直かかってしまったら仕方ないな」と思うレベルでした。だから、やっとお泊まりができるんだ!彼も少し寛容になったのかも。とすごく浮かれた気持ちになりました。
お泊まりの前日、実家暮らしの彼は家族とのあることがきっかけで、「やっぱりまだお泊まりは厳しいと思う」という考えになったようで、それを私に伝えてくれました。
私は、「コロナがこわい」という感情よりも、「せっかくの半年ぶりのお泊まりができなくなった…」ということがとてもショックでした。そこで感情が昂ってしまい、ラインで質問をたくさんしてしまいました。
私はただ質問するつもりでしたが、彼は「こわい、責められた」という気持ちになってしまったようです。
彼は傷つきながらもどうしてお泊まりは厳しいのか、やっぱり職場環境的にコロナにかかることは絶対にできないことを詳しく伝えてくれました。
彼もすごく葛藤しているようでした。
私は、自分本位で、自分の気持ちだけを優先してしまったことを本気で謝りました。でも、「苦しい、つらい。落ち着くまで時間かかりそう」と言って彼からの返信は無くなりました。
自分は全くそんなつもりはなかったのに、暗に彼を傷つけるような言い方をしてしまい、私はとても自己嫌悪になりました。
会う約束をしていた次の日、彼はなんと来てくれました。
いろんな葛藤をお互いに話し合い、私も心から謝りました。
半年ぶりに私のアパートに来てくれ、ふたりきりになり。彼から「ハグしよう」と言われて、ハグできた時には涙が止まりませんでした。
「どこまでして良いんだろう」と言い合いながら、マスクはしたままでしたが、愛し合えたことは幸せでした。
会いに来るだけでも、どんなことをするかも、全部全部気をつけながらの手探り状態で。
周りのカップルや家族が当たり前にしていること(一緒にごはんを作って食べたり、一緒に眠ったりすること)ができないのが、時々我慢できないくらいとてもつらく悲しくなります。
彼は実家暮らしで家族もいて、尚且つ職場もコロナにかかってはいけない環境。私とも会っていきたいが、コロナには絶対かかれないという葛藤が、今回の喧嘩で充分わかり、彼の気持ちに納得しました。
「全部コロナのせい」、それは重々分かっているのですが、一人暮らしの部屋でひとりで居るとものすごく寂しいです。
時々友達に会うことや、Netflix、料理などで気分転換にはなりますが、「この生活はいつ終わるのか」と思い始めると負けそうになります。
私の職場はコロナには気をつけていても、飲み会をやる等、彼の職場に比べると楽観的な部分があるので、「彼に会えなくなるかも…」と思うと職場でのコミュニケーションも憂鬱になっています。
彼とも毎日連絡をとっていますが、決して多くはありません。お互いの生活を大事にしたいので、自分の辛い気持ちを全て彼に伝えることはしません。
それでも毎日少しずつマイナスな気持ちが溜まっていって、「さみし〜〜〜〜〜」と叫び出したい毎日です。
質問になっていなくてすみません…。彼と話し合えたことは良かったし、たくさん葛藤してくれている彼には感謝しかないです。
今後のこともどうなるかわかりませんが、私自身の気持ちの折り合いのつけ方についてアドバイスがいただけたらな…と思います。
senさんの相談にお答えします
senさん。お久しぶりです。
再訪、ありがとうございます。
とても嬉しいです。
アドバイスした立場から、その後のことはとても気になっておりました。
彼との関係は、続いているとのことで、安心しているところです。
彼の気持ちが確認できた
彼とは、会って気持ちを確かめ合うことができたようですね。
本当に、よかったですね。
文字だけでは伝わらないものもたくさんありますし、お互いに触れ合うだけで安心できることもあります。
お二人の関係がまた少し強くなったのではないでしょうか?
いつもお伝えしていますが、『行動』がすべてです。
行動に勝る本音はありません。
彼がsenさんに会いに来てくれた事は、彼が「好き」と言葉で言うよりも
深い愛が伝わったのではないかと思います。
彼はsenさんを大切に思っているし、senさんと同じく会えないことを寂しいと思っている。
senさんだけではなかったですね。
二人共が同じ気落ちを抱えているんです。
コロナの事は、まだ見通しが立ちませんが、徐々に落ち着いてきてもいますので、お二人が会う頻度もそれに伴い増えてくると思います。
今、ここを乗り切れば。
という気持ちで、もう少し彼と会えない寂しさに向き合っていかないけませんね。
彼を信じ『あと少し』頑張ってください。
とにかく、彼の気持ちが確認できた事は、お二人にとって大きな安心になったはずです。
未来を見つめる目を持とう
senさんからのご相談、
私自身の気持ちの折り合いのつけ方
について、お答えしようと思います。
senさんは、若く、周りの友達も恋愛を桜花しているように見えるでしょう。
その中で、彼の『コロナへの恐怖』で、会いたい時に会えない、今の状況は本当に辛いと思います。
先の見えない不安に気持ちもふさぎこんでしまう時もありますよね。
そんな時には、『未来』の話をするといいですよ。
彼と一緒に行きたいところや、してみたいことを話し合うのもいいですね。
未来に楽しいことが待っている。そう思うだけで、元気が出てきます。
まだ、日にちは決められないでしょうけれど、彼と一緒の『目的』や『目標』を持つことで、二人がずっと一緒にいることが具体的に想像できます。
そうすることで、『いつか』を共有し、それを目標に関係を育む気持ちが強くなります。
文章にすると、私の語彙力のなさで伝わりにくいですが、
イメージ的には、
彼と向かい合うのではなく、一緒に歩いていく道の先を見る
伝わるかな。。笑
できるだけ、『できる事』『したい事』に目を向けて、どうしようもない『今』を憂うのはやめましょう。
そして、友人と比べたりしない事です。
彼女たちは彼女たちの。senさんたちは、senさんたちのお付き合いの仕方があります。
時間を有意義なものに
寂しさにとらわれそうになるのは、『暇』だからかも。
時間を持て余しているのなら、今度彼と会うまでに何か一つ『成長』があるといいですね。
彼に、『私、私の人生を頑張ってるよ!』って報告できるように、勉強や筋トレをしたり、交友関係を広げてみたりと、senさんの未来が豊かになりそうな事を見つけて、それを楽しんでみてください。
彼も生き生きとしたsenさんを嬉しく感じるはずです。
彼だって、senさんが会いたいのを知っているし、自分の『コロナ感』のせいで会えない事を心苦しく思っているはずです。
その上に、senさんが元気がないと、彼にとってみれば『責められる』と思う要素になってしまいますよ。
大丈夫ですよ。
また、彼と一緒に過ごす日は近い。
その時を楽しみに、焦らず頑張りましょう。
応援していますよ。