たぴさんからのご相談
仕事のことで落ち込んでいる彼がいます。付き合って2年くらいになります。
1年前くらいに部署を異動してから、新しい部署で前任者からの引き継ぎがなかったり、周りの誰にも仕事を教えてもらえなかったり、ずっと辛い思いをしているようです。
電話でも愚痴が多くなり、LINEも少なくなりました。
コロナの影響もあり、ずっと会えておらず、やっと会おうかと話していたところ、ひどく落ち込んでいるようで、会う気分になれないようで、会う話は無くなって、2月から一度も会えてません。
8月は全く電話も出来ず、LINEも挨拶だけ、二週間ほど前に電話で話した時の最後に『からにこもる』と言われてどうしていいかわからずに少し取り乱し『私は待ってればいいの?』と聞いてしまいましたが『考えたくない』と言われてしまいました。
その後3日くらい絶望の中で過ごし、人に相談したとき、彼が辛い状況の中、私は自分のことしか考えてなかったなと、人として最低だったなと気付き、反省し、取り乱したことの謝罪と強くなれるように頑張るという内容のLINEをしました。
それからは少し気持ちが変わって、今まではLINEも電話も自分のためでしたが、彼のためにLINEをする、電話に誘うという気持ちに変化しました。
愚痴を聞いてあげることで少しでも楽になるなら聞いてあげたいから電話に誘ってみる、彼がLINEしたくなったときにしやすいように、心だけはそばにいると言うことが伝わるように2日に一度、返信不要のLINEを送る、それを初めて数日たちます。
謝罪のLINEを含め、既読になるものの、返事はありません。
私には何も出来ないのですが、彼に元気になってほしいと言う純粋な気持ちになれるときと、元気になって欲しいのは前みたいに戻りたいからだという自分勝手な気持ちが出てきてしまって、自己嫌悪になったりしていて辛いです。
彼が元気になってくれるのが一番で、その上でまた私と恋人として付き合ってくれると嬉しいのですが、私はひたすら待つしかないのでしょうか。
たぴさんの相談にお答えします
たぴさん。ご相談いただき、ありがとうございます。
ご返信に、時間がかかり申し訳ございません。
その後の状況はいかがでしょうか?
すでに、解決しているかもしれませんが、回答させてください。
彼の心が心配です
まず、たぴさんのご相談にお答えする前に、彼の精神状態がとても心配です。
内容からすると、少し『鬱』の症状なのではないかと感じます。
もちろん、専門家ではないので、一概には言えませんが、彼の今の心理状況は、
しんどいしんどいしんどいしんどい、、、
苦しい苦しい苦しい苦しい、、、
なのだと思います。
こういう状態では、それこそ恋愛どころではありません。
自分のことで精一杯。それどころか、明日、正気でいられるかどうかわからない。
そんな状況かもしれません。
彼の切羽詰まった状況を踏まえて、たぴさんのご相談に答えていきます。
離れるのも選択肢の一つ
彼が元気になってくれるのが一番で、その上でまた私と恋人として付き合ってくれると嬉しいのですが、私はひたすら待つしかないのでしょうか。
このことについて、お話ししていきます。
『ひたすら待つしかないのでしょうか』
についてですが、
もし、たぴさんが、今の彼と一緒にやっていく気持ちがなくなれば、
離れていくことも自然だと思います。
彼の状況は気の毒ではありますが、それを たぴさんが背負うことはありません。
さらに、今の彼は、以前の彼とは違う。と考えた方がよくて、彼が以前の彼に戻るには、彼自身が現状と向き合い、環境を変えるなどの対策をし、そこから心を回復させていかなければならず、かなりの時間を要します。
しかし、現状では、彼が環境を変える様子はなく、状況が悪化する可能性もあります。
薄情に感じるかもしれませんが、彼の人生を背負う覚悟がなければ、彼を解放する意味を込めて、身を引くのも『一つの選択』だと思います。
たぴさんの相談の答え。としては、
彼が回復するには時間がかかるし、回復しないかもしれない。
不確かなものを『待つ』のは、相当の苦しさが伴うので、覚悟がなければ
待たないことをおすすめします
彼を支えたいあなたへ
ここからは、
それでも、彼と付き合っていきたい。
と、たぴさんが考えているなら読んでください。
彼の心情を考えると、今は誰かと愛を育む余裕がありません。
それどころか、自分のことで精一杯。
さらには、自分の心が壊れないどうかすら危うい。
彼が『からにこもる』と言ったのは、
自分の心を保つためには、一人になることが必要。
と言う意味だと思います。
この彼と、どう関わっていけばいいのか。
これは、とても難しい。
そう思います。
彼は、自分以外の人を拒絶しているのです。
本来なら、苦しさだって共有していくはずの彼女にすら、心を閉じてしまっているのです。
この彼をどう支えていけば良いか。
それを、一緒に考えてみましょう。
ここで、私の体験をお話しさせてください。
私の友人の話
私には、『鬱』になってしまった友人がいます。
友人は男性でした。
彼は、離婚を経験し、子供を引き取りました。
心機一転、前向きに子供と二人の生活を始めた彼でしたが、
お子さんはまだ小学生の低学年。
一人にしておくことはできず、両親に協力してもらい、自分もなるべく仕事を早く切り上げるようにしていました。
しかし、生活スタイルがガラリと変わったストレス、離婚のショックで気分は落ち込み、さらには、会社内で早く帰ることについて、あからさまに嫌味を言われたり、閑職に追いやられたりと嫌がらせをされていました。
そんなことから、不安や、人生に虚しさを感じ、子供の将来や、自分の今後のことを考えすぎてしまい、夜寝ることができなくなってきました。
毎日、ぼんやりした頭で仕事をし、会社での風当たりはきつく、気もそぞろでミスをし、また嫌な顔をされる。
誰も味方がいない職場で、どんどん追い詰められていきました。
食欲もなくなり、体重はみるみる減り、ついに体調を崩してしまったのです。
彼は入院をし、そこで自分が『鬱』になったと知ります。
そこから、鬱を治すべく薬を飲み治療を続けます。
その間にも、環境は変わっていないので、職場のストレスは続き、一進一退。そんな状況でした。
しかし、年月は経ち、子供も大きくなってきて、幾分余裕も出てきて、だんだんと体調もよくなってきました。
そして、やっと人に会うことができるようになり、私や仲間の飲み会に参加することになります。
この間、ざっと5年。
今でも、ふとした時に、気分がすぐれず『もしかして、また鬱なのでは?』と不安になるそうです。
会えるようになり、その時の状況を話してくれるようになりました。
「あの頃の自分は、性格がガラリと変わったような状態だった」
「誰もが敵に感じ、そして、誰もが幸せそうに見えた」
「誰にも自分の辛さはわからない。そう感じていた」
そう言っていました。
今は、会えば笑顔で話せるようになりましたが、それでもコンディションが悪いと一年会わないってこともあります。
鬱は脳みその風邪。なんて言いますが、そんな気軽なものではない。
彼を見ていてそう感じます。
長い時間が必要かも
なぜ、友人の話をしたかというと、
最初にも書きましたが、彼は『鬱』の入り口に立っているのではないか。と感じています。
そこから抜け出すには、環境をかえるのが一番。
そのためには、彼が、今のままではだめだ!と自分のSOSに気がつかなければいけません。
そう考えると、たぴさんがどこまで介入できるかわかりませんが、その手助けをすることはできる。と思います。
今、彼に無理ない程度のLINEをしているとのこと。
彼は『からにこもる』と言っていて、もしかしたらメッセージを見ることすらできないかもしれません。
しかし、私は送り続けたほうがいいと思います。
そして、その内容の中に、
「体が心配」「辛かったら休んで」「睡眠は十分とってる?」
など、労ったり、心配する内容を入れてもいいと思います。
これは、今の彼にとっては、
「そうしたくてもできないんだよ。お前にはわからないよ」
と思うことかもしれません。
しかし、自分以外の人が自分を大切にしてくれている。ということが、自分の状況を客観的に見るきっかけになるかもしれません。
可能性のあることは、したほうがいい。
そう考えます。
そして、送る頻度は、月に2回くらいでいいのではないかな。
あまり多いと、相手も苦しみます。
少し、ほっときすぎかな。。と思うくらいの感覚でいいと思います。
彼の回復が最優先
今、たぴさんができることは、これくらい。
彼から返信があり、〜がしてほしい。会いたい。など、リクエストがない限り、出すぎたおせっかいは、攻撃となり彼の殻をより硬くしてしまいます。
ゆっくりゆっくり、彼の心が柔らかくなるのを待つ他ありません。
まず、彼は、自分を立て直し、気持ちに余裕が出れば、たぴさんがそばにいることに気がつきます。
それまでは、彼の視界は極端に狭く、目の前しか見えていない状態。
なので、たぴさんにとっては、虚しい時間となります。
いかがでしょうか。
脅すつもりはありませんが、殻に閉じこもった人が、そこから出てくるのは『いつ』かがわからないものです。
もしかしたら、何年もかかるかもしれません。
もちろん、
私の友人と、たぴさんの彼は違う人間ですので、当てはまるかはわかりませんし、『今一瞬の悩み』という可能性もあります。
ただ、一番大げさな想像をしておかなければ、二人共が苦しい思いをする場合もあります。中途半端な覚悟は誰も幸せにできません。
ここからは、たぴさんの心次第です。
彼との今後。自分の未来。について、今、考えるタイミングなのかもしれませんね。
どんな選択も、自分が決めたことなら後悔はしません。
じっくり考えて、幸せになる選択をしてください。
応援しています。
[…] […]
たぴさんが決めたことが唯一の正解です。
自信を持って、彼に寄り添ってくださいね。
彼も、たぴさんが心の拠り所となっていることと思います。
状況が変わりつつあるとのことで、よかったですね。
はじめまして。とーますと申します。
サブリナさんには過去2度ほどお世話になり、助けて頂きました。
私自身もまだまだ恋愛勉強中なのですが、たぴさんの文面を見て感じた事があったので、
コメントさせて頂きました。
参考程度に聞いていただけたら幸いです。
(あくまで私の個人的意見です)
気になった部分というのは
「『からにこもる』と言われてどうしていいかわからずに少し取り乱し『私は待ってればいいの?』と聞いてしまいましたが『考えたくない』と言われてしまいました。」
この部分。
と、
その後の
「私は自分のことしか考えてなかったなと、人として最低だったなと気付き、反省し、取り乱したことの謝罪と強くなれるように頑張るという内容のLINEをしました。」
という部分です。
私は、個人的にですが、その行動が「自分勝手」とは思いません。
お付き合いしている関わり合いの中で「からにこもる」と言われたら不安になるのは当たり前です。最低でも無いし、取り乱してもないです。普通の対応です!
たぴさんはすごく真面目で、たぶんだけど機転が効いて、周りの人達から愛される優しい方なんじゃないかな…と。
だからこそこの状況でも「彼」を心配し、愛したいと思えるのではないでしょうか。
とても素晴らしいなと素直に思います。
でも、側から見てて、
そんなたぴさんだからこそ、もっと自分にフォーカスして欲しいなって思ったんです。
すみません、本当に、誰目線よ、って感じなのは百も承知なのですが…
たぴさんの文章を拝読して、「彼に嫌われないように」、「彼に愛されるように」と、全てのベクトルが「彼」になってしまっていて。
たぴさんは絶対素のままで素敵な人なのに、「他人軸」になってしまっているなと感じて、勿体無いなって思っちゃったんです。
たぴさんがやりたいのはきっと、「不安な事や嫌なことがあっても、話し合い互いに成長し合えるカップル」とかではないですか?
今は、たぴさんが完全に彼の様子を伺って、それに一喜一憂しているような…。
たぴさんが彼との事を今後どうして行くのか、決めるのはたぴさん自身ですが、
私は元恋愛下手の立場からして、たぴさんには自信を失わず、自分がやりたい事をやって、言いたい事は冷静にきちんと伝えて。
誰かに必要以上に気を使ったり尽くすこともなく、ただそこにいるだけで愛される価値のある人だと、
認識して頂きたいなぁと思ってしまいました。
私はそう思います。たぴさんは本当に今のままで素敵な良い女です。
チェス盤をひっくり返して考えてみて、こちら(彼)の機嫌をひたすら伺いながら接せられるよりも、「アンタが居なくても別に私は自分で自分を幸せには出来るのよ」って生きてる人の方が、ちょっと戻りたくなる感じもしません(笑)??
乱文大変失礼しました。
ご参考までにという駄文です。
たぴさん応援してます。
お互い頑張りましょうね
とーます様
たぴです。コメントありがとうございました。
そうなんです。彼と一緒に成長していけるカップルになりたいと思っています。
でも、やはり愛されたいとか、嫌われたくないという気持ちが先行してしまい、素の自分を出すどころか、いい子を演じてしまっている気はしています。
今、彼を待つ間に、いろいろなサイトのアドバイスを見て、ただ待つのではなく、気分転換とか、自分磨きとかをしながら待つのがいいとか、友達と遊んだりして彼のことを考えないようにとか書いてありますが、
他のことをしようとしても、私の中の誰かが、「彼と連絡が取れないのにそんなことしてる場合なの!?」と言っている気がしてしまうんですよね。おっしゃる通り彼中心になってしまってます。
とーますさんに自信をつけていただけたので、少しずつ自分のことも考えていけるように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
サブリナさん
相談の回答ありがとうございます。
覚悟がないなら待たない方がいいというアドバイスをいただきましたが、今現在、待つという選択をしています。
2日に一度の何気ないLINEと、電話の誘いを送り続けて1か月ちょっと、LINEはずっと既読無視でしたが、ある時電話に応じてくれました。
彼は、1か月も電話をしていなかった自覚がなく、むしろ驚いた様子で、たまたま1か月以上都合が合わなかったから電話できなかっただけなのかもしれません。
その後もLINEへの返信は、電話の誘いに応じてくれた2度のみ。2度目の電話では少し打ち解けて話せて、彼も少し明るくなったように感じたのと、彼も現状を打破しようと動いていること、彼の元上司が協力してくれそうなことを言っていたので、私の不安も少し薄れたのですが、またその後もほとんど連絡がつかずに2週間ほど経ち、また不安と格闘しています。
連絡をするのは月に2回くらいでいいとのことですが、彼がLINEは嫌いだけど電話ならいいと前から言っていたこと、でもお互いの都合で電話をできるチャンスがすごく少ないことから、私の時間が取れる時は電話に誘うのは続けようと思います。
彼を待つ覚悟があるかと言われると、正直まだ覚悟はできてないです。待っている間に別れたくなったら、いつでも別れられる。でも、別れを告げてしまったら、もう待ちたくても待つこともできない。なので、今は、待ってみようと思います。