人生

見知らぬ彼女の話

ちょっと、今回は恋愛の話とは遠い話になりますが、心にズシンときたので

皆さんにも考えて欲しいです。

先日、普段あまりプライベートなことを話さない友人が、数ヶ月前からよく会う女性の話をしてくれたのです。

友人は男性で、「お!これは恋話なのか?」と、出会いからの出来事を話し始めました。

友人の仕事は、朝6時から夕方6時までと、長時間の勤務。

たまたまなのか、よくジョギングから帰る彼女と会うのだそう。

 

その彼女は、とても明るく社交的で、何度も会うその彼に「おはようございます」と挨拶をしてくれるそう。

そして、少しづつ会話するうち、彼女が彼の職場のすぐそばに住んでいることがわかりました。

休みとおぼしき日は公園で、お年寄りと笑顔で話したりするのを目にしたりと、彼だけではなく、近所の方にも評判が良い女性のようです。

さらに、彼女は看護師さんで、夜勤明けや夜勤前にジョギングをするので、ちょうど彼の通勤時間に重なり、よく会うのだということもわかりました。

彼は、彼女のことを『自立して、尊い仕事を立派にしている、健康的で明るい素敵な女性』と思っていたようです。

残念ながら、恋愛感情はないようで。でも、私の印象も、今時珍しいしっかりした凛とした女性なのだろうな。と感じました。

話はまだ続きがあり、

ある日、自転車で出かける彼女を見かけ、彼が声をかけたのですが珍しく返事がなかったそうです。

自転車のカゴには大きな荷物がはいっており、彼は

「大変そうだな。気がつかなかったのかな?」とあまり気にとめなかったそう。

また、違う日にも、カラーボックスサイズのチェストを運んでいる彼女を偶然みつけ、

「あれ?引越しでもするのかな?」と彼は思ったようです。

そして、その数日後。

彼女が亡くなったと、近所の人から彼は聞きました。

自殺だそうです。

亡くなった場所は、親族のお墓の前だったそうです。

私は話の展開が意外すぎて、「え!!!」っと大声をあげていました。

そして、悲しくて悲しくて涙が出ました。

その彼女の顔も見たこともないし、数分前まで知らなかった人です。

ですが、彼女が自ら選んだことが、切なすぎてショックでした。

友人は、

あの荷物は、身辺整理のために処分していたのだろう。

声をかけた時返事がなかったのは、かなり深刻な精神状態だったのだろう。

といっていました。

自分の亡くなった後のことまで考えて、なるべく迷惑かけまいとしていた彼女を思うと、

真面目で、優しい方だったのではと思います。

誰かが気付いてあげられなかったのだろうか。

誰かに、相談できなかったのだろうか。

そこまで追い詰めたものが何か。それは、生を終わらせることと同等なものだったのか。

今、彼女は後悔していないか。

とても悲しい。

もし、自分の家族だったら。

もし、自分の友人だったら。

はたして、私は変化に気付いてあげられただろうか。

思いとどまらせることはできただろうか。

もし、何もできなかったとしたら。

苦しくて悲しいだろうな。

大切な人にそんな辛い思いをして欲しくない。

でも、彼女がはまってしまったブラックホールのような苦しみは、きっとすぐそこにあるのだろう。

最近、家族と話をしていますか?
大切な人の笑顔は本物ですか?

いつもと違うことはありませんか?それは言葉や行動かもしれないし、なんとなく感じることかもしれない。
なにも、心配する要素がなくても、たまにはじっくり腹を割った話をしてみよう。

「いつでも味方だよ」といってあげよう。

取り越し苦労くらいがちょうどいいのかもしれない。

彼女のように

苦しさから逃げたいと、疲れてしまっていませんか?

自分を痛めつけすぎて、感覚がなくなって、なにもする気がきなくなっていませんか?

もう、明日を終わらせようと思うほど、自分を愛せなくなってしまったのでしょうか。

迷惑かけまいと、一人で悩んでいるなら、
お願いです、最後に一人。誰でもいいじゃないですか、その人に助けを求めてくださいよ。

一言、助けてって言うだけです。

相手は困るかもしれません。
でも、一緒に悩んではくれるでしょう。信じてみませんか?
もし、黙っていなくなってしまったら、
困るどころか、悲しくて辛いのです。
助けられなかった自分を責めるかもしれないんです。

家族に、友人に、恋人に

そんな思いをさせないでください。

見知らぬ彼女はもうこの世にはいないけど、

私の心を大きく揺さぶり、この文章を書かせています。

もし、このメッセージをみて、誰かが何かを感じてくれることが願いです。

私は、最近立て続けに友人を見送りました。

早すぎる死に、無念さを感じ、悔しく思っています。

生きていてほしかった。

死を目の前にしている人に「生きて欲しい」と望むのは残酷なのかもしれないけれど、

それでも「生きて欲しい」

必ず誰かがそう望んでいるはずなんです。それは幸せなことなんです。

命が永遠でないように、今も永遠ではない、苦しみもまた永遠ではないのです。

どうか、どうか希望をもって明日を迎えてください。

見知らぬ私からのお願いです。

 

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